三木竹材店

竹のはなし

日本の伝統文化に通じる感性を独創的に表現した
一味違う京銘竹白竹の竹箸『京銘竹マイ箸』

「竹のよさをもっともっと身近に感じて取り入れてほしい」
日本の伝統文化を支える職人達の願いから生まれたお箸。

わたしたち三木竹材店では価値ある竹をつくり続けています。
薮で竹を伐るところから始まり、建築や造園の材料作りや施工、お茶やお花の道具、料理の器、竹馬や竹トンボなどのおもちゃ・・・すべて自分たちの手で作っております。
竹の生まれも育ちも知り尽くしてこそ、よりよい銘竹を生産することができ、私たちにしか作れない洗練された美しさへのこだわりが生まれるのです。
「私たちにしか作れないもの」「竹のよさをもっともっと身近に感じて取り入れてほしい」いつもその願いがありました。

ハイアットリージェンシー京都さまが「京都らしいしつらえをした空間で、京都ならではの伝統工芸品の器を使い京都の旬の素材を味わってもらう」をテーマに、ホテルを通して京都の優れた産業を世界に発信しようというイベントで私たちの作る「京銘竹白竹」に注目していただきました。
そしてハイアットリージェンシー京都さまより「この京銘竹白竹で環境を考慮した竹箸を作ってほしい」と光栄な依頼をお受けし、私たちはさっそく竹箸の製作にとりかかりました。

先代より培ったものづくりへのこだわりと匠の技。
日本人らしい繊細な感性を生かした、自然を大切にする心。
環境のためにできること、日本人としての高き誇りを大切にする人を満足させるためにシンプルで美しく、そして、茶道、華道、剣道などの様々な日本文化を支えている竹のよさをもっと身近に感じて取り入れてほしい、
そう願って様々な試行錯誤を繰り返し、何度も何度も試作を作り、ついに茶道の茶杓をイメージした筒型の『京銘竹マイ箸』が産声をあげました。

自然を大切にするメッセージと伝統文化を取り入れた京都らしい繊細な感性が評価され
シリーズ化されたプレミアムな逸品「京銘竹白竹」を使用した『京銘竹マイ箸シリーズ』。

最初に生まれた、まるで茶道の茶杓のような、洗練された美しさが魅力の『筒』。
日本女性の髪飾り、舞妓さんをイメージして、お箸をかわいらしく表現した『かんざし』。
日本文化には欠かせない扇子をイメージして、コンパクトにまとまる上品な『扇子』。
花一輪のすがすがしさ、茶道や華道の花入れを表現した『一輪挿し』。
男の遊び心で作った、剣道の竹刀をイメージした『刀』。
とシリーズ化され、自然を大切にするメッセージと伝統文化を取り入れた京都らしい繊細な感性を表現したプレミアムな逸品『京銘竹マイ箸シリーズ』が完成しました。

『京銘竹マイ箸シリーズ』は、京都府知事指定、京もの指定工芸品である「京銘竹」のひとつ「白竹」を使用しています。
京銘竹と呼ばれる竹は、竹をただ乾燥させたのではなく京都独自の技法「火あぶり」によって加工されたものです。
火にかけて、油分を抜き磨きをかけた竹を3年~長いもので数十年、十分に乾燥させてできた伝統工芸品です。
見た目に美しいだけではなく丈夫で持ちがよいため工芸品や建築材料としても用いられます。
また、数寄屋建築をはじめ、剣道の竹刀、華道の花入れ、茶道の柄杓、弓矢の弓など様々な 伝統文化を支えています。
先代より受け継いだこの技法によってできた「京銘竹白竹」は毎年数々の賞を頂いております。

食事をする楽しみに、「京銘竹白竹」で作られたちょと贅沢でわくわくする遊び心をかねたプレミアムな『京銘竹マイ箸シリーズ』をご堪能ください。